嵐の櫻井翔&AKB大島優子がドラマ初共演


嵐の櫻井翔(30)が、4月上旬にTBS・MBS系で3夜連続で放送されるスペシャルドラマ「ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜」に主演し、AKB48の大島優子(23)と共演することが24日、分かった。嵐とAKB48メンバーのドラマ初共演となる。櫻井は終戦直後の教師を演じ、大島は同僚の英語教師役。人気絶頂の2人だけに、撮影スケジュールの調整などは困難を極めたが、制作のTBSは「幅広い世代に見てもらえる」と“夢コラボ”の化学反応に期待を寄せている。

 超人気アイドル同士の最強コラボが実現する。

 「ブラック‐」は終戦直後、高度経済成長期、現代と3世代の教師を通して、日本人や教育を考察する3夜連続の物語。櫻井と大島は第1夜に登場する。

 舞台は戦後の東京・蒲田の中学校。戦時中、スパルタな軍国教育を生徒に強いた教師・白浜(櫻井)が、復員後に再び教壇に立つが、元教え子から戦争教育責任を問われ思い悩む。大島は新時代を象徴する英語教師・市原を演じる。2人は反発し合いながらも、大島が櫻井に淡い恋心を抱く。

 嵐はレギュラー6本、AKBは選抜総選挙など各種イベントに握手会と、日本一忙しい2組。撮影期間は2月上旬から1カ月以上あるが、櫻井と大島の日程調整は難航した。共演シーンは当初、大島は1日しか時間がなかったというが、AKBの秋元康総合プロデューサーが今作への出演を重視。最終的に「1週間に満たない」期間を確保できたという。それでも、終戦後の蒲田駅のシーンを地方ロケの予定から、移動時間を削るために変更。横浜市の緑山スタジオに1億円をかけて、駅のセットを建設した。

 初の教師役に挑む2人も気合満々だ。スマートなイメージを払しょくする役柄の櫻井は、角刈りにして撮影に臨むといい、「いつかドラマで戦争を伝えられたらと思っていた。大人や子供の“心の復興”を伝えたい」と意気込んだ。大島は「お芝居に全力で取り組みたい」とコメントした。

 TBSの植田博樹プロデューサーは「若年層に絶大な影響力を持つ2人を起用することで、祖父母、父母、子供の3世代が戦争や教育について話し合うきっかけにしたい」と強力コンビに期待を寄せた。