秋元氏のAKB改革 作詞を代える


今年からAKB48の楽曲の作詞を、ほかの作詞家らにも任せる考えがあることを明かした。都内で開かれた2作目のドキュメンタリー映画「Documentary of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」(高橋栄樹監督、27日公開)の完成披露試写会に登壇。取材対応では、「改革」をテーマにする2012年のAKB48構想をいくつか明らかにした。

「昨年だけで書いた曲は200曲ぐらい。今年はもっと増えると思いますので、今後は僕だけでなく、才能ある人たちにも、お願いしていこうかと思います」

AKB48のデビューから6年。秋元氏はAKB48本体だけでなく、姉妹グループや派生ユニットと広がっていっても、すべての曲を1人で作詞してきた。「フォーマット(素地)が出来るまでは、自分でやりたかった」ことが理由で、その数は実に600曲以上。ただ、AKB48が国民的人気になって2年。秋元氏も飽和状態の今、さらに活動範囲を拡大させるためにも、新たな可能性の扉を開くことを決心していた。

 ほかにも、新構想を明かした。「Google+をやり始めて、各メンバーのいろいろな才能が明らかになってきた。AKB48メンバーたちによる展覧会というか、文化祭を開催しようかと考えています」。制服アイドルグループAKB48のモチーフの1つは「学校」。文字通り、ピッタリの新イベントになりそうだ。

 注目の第4回AKB48選抜総選挙についても「通常ならやるでしょう。ただ、そのときどきによって、形を変えられるのもAKB48の特徴なので…」と、新形態の可能性にも含みを持たせた。さらに「新グループを準備させている台湾などのプロジェクトも楽しみです」と海外での新展開も示唆した。